« 10/30 神武さま広場 | Main | 11/7綾競馬 添付資料 »

Monday, November 15, 2004

11/7綾競馬

 11/7(日)に宮崎県綾町で行われた九州最大の草競馬、綾競馬のレポートです。

【綾町と綾競馬】
 宮崎県のほぼ中央に位置する綾町。人口7600人で、緑と清流の豊かな町として知られている。綾照葉樹林は日本最大規模だし、町内では名水百選に選ばれた綺麗な水を求めて多くの人が水汲みする光景がよく見られる。春に初めて行ったけど、宮崎市以外で住むならココ!と思った(・∀・)
 綾町は観光スポットが多い。酒泉の杜(雲海酒造)、綾城、照葉大吊り橋など。地元の農産物や名産品をあつかっている『ほんものセンター』はいつも多くの人でにぎわっている。
 綾町は古くから馬の飼育で知られる町でもあった。今でも競走馬や乗用馬の生産を行っており、馬事公苑もある。この馬事公苑が年に一度、『錦原競馬場』として草競馬の舞台になる。
 綾競馬は今年で23回目を迎える、九州最大の草競馬。中央競馬も公営競馬もない南九州では貴重な、馬が走り競う姿が見れる機会だ(鹿児島は4月の串木野浜競馬が有名)。長らく宮崎を離れていたので、綾競馬を見るのは初めて。頑張って早起きして、宮崎市からバスで行ってきた。
Nov07aya_137.jpg Nov07aya_138.jpg
Nov07aya_140.jpg Nov07aya_002.jpg Nov07aya_005.jpg

【お祭りみたいな競馬(露店、ラチ沿いの観戦etc.)】
 バス停留所に到着して、ほんものセンターに行くと綾競馬ののぼりがたくさん立っていた。130円のおにぎりセットを買って(安い!)、トコトコ歩いて馬事公苑に向かう。車がどんどん過ぎていく。綾城を横目に見て坂を上ると、駐車場には多くの車が。競馬場へ続く道にも「祝綾競馬」ののぼりが立てられている。向こうの農道を見ると、荷物を持った人たちがどんどん競馬場に向かっていた。
 道を行き当たると、競馬場の2コーナー。そこからスタンドまで、コース沿いの歩道にズラ~~~と露店が並んでいる! まずは、これにビックリしてしまった。コース沿いには多くの人たちが、小学校の運動会でトラック沿いにいる家族のように、これまたズラ~~とシートを敷くなどして陣取っている。これまたビックラこいた(苦笑) すでに第1レースの出走馬が馬場入りしていて、コースを駆け抜けていく。「ああ、お祭りだ~」と思った。
 露店の前を歩く。はし巻き、<コ:彡焼きや焼肉、とうもろこし、りんご飴、お面などなど…。金魚すくいもある。夏のお祭りと変わらない。竹串を刺した鮎の塩焼き、焼酎、高原野菜を売ってるのが宮崎らしい。反対の3コーナーでは、地元の農家のオバチャンらしき人がみかんや豆などを売っていた。露店を見ながら歩くだけでワクワクしてしまう。今まで行ったどの競馬場でも味わったことのないものだった。
 しばらくして、第1レースの発走時間になった。ラチ沿いの人数が多くなる。子供からお年寄りまで、1人で来てる自分みたいな者から家族連れまで、いろんな世代のいろんなタイプの人たちがいる。敷物に座って見てる家族連れの後ろで、レースを観ることにした。
 レーススタート。5頭の馬が狭いコースを駆けていく。目の前を過ぎると、オバチャンたちが手を叩いてワァワァ騒いでいる。第1レースから凄い盛り上がり(^-^; 何度も書くけど、ビックリした…。
 実況放送もされている。『ゴールドプルーフ』という名前を口にしたから、自分は「(´゚д゚`)えっ!?」となった。レースが終わってから急いで馬を見に行ったけど、勘違いして別の写真を撮ってしまった…。
 それにしても…。いきなりのカルチャーショック。北見で初めて「ばんえい競馬」を観たとき以来だ…。
Nov07aya_001.jpg Nov07aya_003.jpg
Nov07aya_007.jpg Nov07aya_010.jpg
Nov07aya_018.jpg Nov07aya_020.jpg

【番組】
 出走するのはサラブレッドが40頭、ポニーが30頭で、行われるのは全部で14レース(サラ11、ポニー3)。今年は出走申し込みが多く、レースを増やしたらしい。
 出走馬はほとんどが当日早朝の直前入厩。1週間前に入ってトレーニングしていた馬もいるとのこと。
 サラブレッドは、中央競馬で走ってた馬もいるそうだ。ただ、それがどの馬かはわからなかった。ここでの名前が現役時の名前と同じと言えないのだ。『ヨンサマ』というのがいたけど、これは大井の2歳馬でワイドショーに出たのがいる。つまり、違う馬ってこと。『はんぴどん』『徳重1号』『徳重2号』なんて、明らかに仮名の名前もある。じつは、こういう馬は…(以下ナイショ)。
 さて、14レースの内容は以下の通り。

開会式 10:00
1R 軽種予選 1200m 5頭 10:15
2R 軽種予選 1200m 5頭 10:35
3R 軽種予選 1200m 5頭 10:55
4R 軽種予選 1200m 5頭 11:15
5R 軽種予選 1200m 5頭 11:35
6R 軽種予選 1200m 5頭 11:55
7R 軽種予選 1200m 5頭 12:15
~ 県立本庄高校馬術部 馬術競技披露 ~
8R ポニーレース 綾原賞 1000m 10頭 13:15
   (みやざき農業共済組合長杯)
9R ポニーレース 照葉賞 1000m 10頭 13:40
   (綾町農協長杯)
10R 軽種レース 綾城賞 1200m 5頭 14:00
   (綾町議会議長杯)
11R ポニーレース 国広賞 1000m 10頭 14:20
   (綾町商工会長杯)
12R 軽種決勝 綾川賞 1200m 5頭 14:40
   (JRA宮崎育成牧場長杯)
13R 軽種決勝 菊花賞 1600m 5頭 15:00
   (荒尾競馬組合管理者杯)
14R 軽種決勝 綾ダービー 1600m 5頭 15:20
   (大会会長杯・田中道夫杯)(副賞 雲海酒造㈱社長賞)
閉会式 16:00
 前半の7競走はすべてフルゲート5頭で距離1200mの『軽種予選』。全馬の走破タイムを計り、上位5頭がメインの『綾ダービー』へ、6~10位までが『菊花賞』へ、11~15位までが『綾川賞』に進む。つまり、上位の馬は1日2回走ることになり、その中からチャンピオンを決めるというルールだ。
 ポニーレースはすべてフルゲート10頭の1000m戦。こちらは1回走って終わり。
 後半は後援による特別レース。JRA宮崎育成牧場荒尾競馬の名前もある。田中道夫氏の名前に驚いた人がいるかも? じつは自分がそう(^-^; 田中氏は兵庫の現役調教師で、通算3166勝の名ジョッキーでもあった。『ジーワンジョッキー』にも実名で登場する。その田中師の出身地が、この綾町。田中師のレースは毎年行われており、この草競馬によく来場するそうだ(今年はいなかった)。
Nov07aya_039.jpg Nov07aya_077.jpg

【レースの流れ】
 パドックはない。鞍とゼッケンを装備して、出番が来れば本馬場入場。テーマ曲は中央競馬と一緒だ(苦笑) 紹介を受けてから、返し馬に入る。
 コースは右回り1周1000m。コーナーはきつめ。ゴール地点は直線半ばに設けられている。コース幅は狭く、フルゲート5頭なのは妥当。砂質は自分が歩いたり触ったりした感じではきめが細かく、砂と土の中間といった印象。だから、コースは固め。向正面が特に。ハロー掛けと水撒きはときどき行っていた。
 スタート地点は1000mがゴールと同じ地点、1200mが4コーナー、1600mが向正面。発走は手旗信号(?)。スターティングゲートはもちろん、バリアも使わない。スタート地点に集まって、発走と同時に各自駆け出す。だから、内外は関係ないし、事故みたいに交錯することもあるし、出遅れる馬もいる。大きく出遅れた馬がいたときだけ「カンパイ」で、これは第1レースで適用された。ちなみに、ファンファーレはこれまた中央と同じ(苦笑) 関東GIとか使ってた。
 ビジョンやモニター類は当然ない。実況が頼りになる。実況を行っていたのは、放送記録担当の「村上正義」氏と思う。もしそうなら、MRT(宮崎放送商事)の代表取締役ではないかと。プロのアナウンサーといった感じだった。競馬をよく知ってるのか、いろいろわかりやすく説明してくれていた。肝心のレース実況は噛んだりして上手いものとは言えなかったけど。でも、「ひまわり畑の向こうを走ります」のフレーズといい、草競馬らしさを作ってくれていた。
 レースが確定すると場内アナウンスで伝えられ、内馬場の着順掲示板(手作り)に表示。
 こんな流れでレースが進行していた。特別競走は表彰式をレースごとに行っていた。
 話変わって、自分の愚痴をここで一つ。騎手が着用してる帽子の色がバラバラだったのだ。1番→白、2番→黒、3番→赤、4番→青、5番→黄ではなくて、2番なのにピンクとか…。遠くからだと帽子の色で区別を付けたいのに、ほんとまぎらわしかった。お楽しみ券もあるんだし、こういうのはキチンとすべきと思うんだけど(´д`)ヤレヤレ…
Nov07aya_061.jpg Nov07aya_062.jpg
Nov07aya_063.jpg Nov07aya_047.jpg

【レースプログラム】
 プログラム販売所で売られていたのがレースプログラム。値段は1冊500円。裏表紙は荒尾けいばの開催案内(佐賀競馬との九州競馬、岩手競馬も入ったM&Kロゴもあり)。
 内容はレース一覧、出馬表、田中道夫調教師の紹介、あとは広告が大部分。会長挨拶などは以下の通り。

『会長あいさつ』
 綾競馬へようこそおいでいただき、心より歓迎申し上げます。
 さて、秋の深まりと同時に開催される綾競馬も、今年で23回を迎え、馬に親しめるイベントとして定着して参りました。
 ご承知のとおり、綾町は古来から馬の産地であり、現在も競走馬・乗用馬の馬が飼育されていることから、町民の馬に対する関心は特に高いものがあります。
 また、今年はこの綾馬事公苑で乗馬の練習を積み重ねてきた、本庄高等学校馬術部が、全日本高等学校馬術大会で優勝し、輝かしい成績をおさめることが出来ました。
 そのようななか、草競馬も綾の伝統文化として、将来にわたり継続していきたいと存じておりますので、今後ともより一層の御支援、御協力をお願いいたします。
 本日は、綾競馬を心ゆくまで満喫していただき、秋の楽しい一日をお過ごしください。
   平成16年11月7日  綾競馬運営委員会会長  前田穣     
『主催』
綾競馬運営委員会
『後援』
JRA日本中央競馬会
財団法人馬事文化財団
馬事畜産振興協議会
荒尾競馬組合
雲海酒造株式会社
(財)みやざき観光コンベンション協会
綾町農業協同組合
みやざき農業共済組合
綾町商工会
綾町観光協会
綾町
『大会役員』
(会長) 前田穣(綾町長)
(副会長) 青山辰男(綾町農協代表理事組合長)
(総括) 4名
(総務会計) 3名
(出発審判) 綾町軽種馬組合理事3名
(決勝審判) 綾町軽種馬組合理事2名
(編成進行) 綾町軽種馬組合理事3名、他1名
(装鞍係) 3名
(放送記録) 2名
(救護) 1名
(交通・場内整理) 町交通指導員・綾競馬運営委員・町職員
(プログラム・賞品) 商工会・町職員
 ここでまたもや愚痴を(苦笑) この内容で500円は高いな~と。ほとんど広告だもん。広告料あるだろうし、もっと安くできるだろうと思う。
 出馬表は馬名、性齢などが書いてるけど、誤字もあるようで信用度はいまひとつ。ジョッキーが変わること多かったし。本馬場に入ってアクシデントで交代ならともかく、事前に変わってるケースもあって。場内アナウンスするようにしてたけど、徹底してたかは疑問。自分がこういうのにうるさいだけなのかなぁ(^-^;
Nov07aya_076.jpg Nov07aya_023.jpg
Nov07aya_024.jpg Nov07aya_025.jpg Nov07aya_028.jpg

【お楽しみ券】
 馬券は売ることができない。その替わりに売られていたのが『お楽しみ券』だ。
 これは各レースごとに書かれた馬単(1着と2着を着順通りに当てる)の番号が当たると、レースごとに決められた景品がもらえるというもの。
 詳しく説明すると…。対象はサラブレッドの1~6レース、10レース、12~14レースの計10競走。これらの馬単番号が例えば「1レース 4-1」「2レース 1-4」などと書かれている。5頭立てだと馬単の組み合わせは20通り。だから、お楽しみ券は1~20組まである。競馬だとレースごとに自分で買い目を決めて買うけど、それはできない。20組あるうちのどれかを選ぶ…運任せのゲームだ。
 このお楽しみ券が『ささみの燻製』『ヒノキとカヤの葉書』に1枚ずつ入れられ、500円で売られていた。つまり、お楽しみ券を手に入れるにはこれらの商品を買わないといけないということ。同じささみの燻製がほんものセンターで630円だったので、お得な値段だと思う。
 自分は2つ買ったけど、何個もまとめて買う人がけっこう多かった。レースが終わるたびに、お楽しみ券の束をチェックしてる人もいた。
 景品は『みかん』『ホーロー魚焼き器』『ごまドレッシング』『かご』『ポリラップ2本組み』『トイレットペーパー』『ジップロック3個入り』『シート』『傘』『綾ワイン』。4レースが終わるとかごを持った人が、6レースが終わるとトイレットペーパーを持った人が場内に多数繁殖――この現象がちょっと面白かった(笑)
Nov07aya_029.jpg Nov07aya_031.jpg Nov07aya_032.jpg
Nov07aya_034.jpg Nov07aya_035.jpg Nov07aya_133.jpg

【前半レース(~7レース)】
 コースが狭く、しかもラチ沿いで観戦できるとあって迫力が凄い! なかでも内ラチが一番(特にコーナー)。すぐ目の前を馬がビュンッと駆け抜けていく。今まで一番「馬と近い」と思った競馬場は笠松だけど、それ以上だった。
 ジョッキーはほとんどが育成牧場の従業員と聞いた。女性ジョッキーもいた。
 自分が「いるかな?」と気にしてて、綾競馬が終わってから高知競馬の関係者に確認してハッキリしたのが、元・高知競馬所属で宮崎出身の今村賢治元騎手。あの宗石大厩舎所属で、ハルウララにも乗ったことがある(しかも2着が3回)。ラストランをノルディックダンサーで逃げきった話などを高知で聞いていたので今村元騎手のことは知ってたんだけど、名前は忘れてたので…。直接コンタクトすることはできなかった。たぶん、【番組】の芦毛に乗ってる人。
 お楽しみ券はハズレまくり…( ゚д゚)ポカーン 自分の馬券下手はここでもなのかよ、とイヤになってしまった。『ごまドレッシング』なんて、我が家の食卓に欲しかったんだけど…。かごは荷物になるからイヤだった。
 6レース終了後に、ジッキーたちから「馬場が荒れて危ない」という申告があって、水撒きとハロー掛けを行っていた。後半に入ってからは、ちょこちょこやっていた。
 あと、2レースに『ビックサンデー』というのが出てて、「おお!あのビッグサンデーがなぜここに!?」と興奮しまくったけど、「ビッグ」じゃなくて「ビック」だし、本物は北海道にいるはずだよな…と帰宅してから気づいた。騙されたヽ(`Д´)ノ
Nov07aya_059.jpg Nov07aya_060.jpg
Nov07aya_066.jpg Nov07aya_073.jpg

【場内の様子】
 正面スタンドは満員状態。ここでならレースの全体を追うことができる(双眼鏡がないとキツイけど)。ゴール近辺には小さい建物とテントがあり、ここが実況ルームと開催本部になっていた。
 着順掲示板はいかにも手作りといった感じ。その近くで、オバチャンたちがお弁当を広げて食べていた。
 実況でも「ひまわり畑が…」と言っていた通り、内馬場の畑はコスモスとひまわりが満開。畑のなかで日向ぼっこを取ってる人も(宮崎は太陽さえ出ていれば、冬でも日向ぼっこができる)。向正面の内ラチ沿いなら、ひまわり畑を背にして馬が駆ける姿を間近に見ることができる。ここもまた、家族連れの絶好のスポットになっていた。
 向正面そばの歩道は歩行者天国になっていて、ここにシートを敷いている人たちもいた。警備のオジサンや、犬を連れた老夫婦などが歩いていた。かわいいワンコがやけに多かったな~(^-^;
 ちょっと競馬場から離れてみると、近くの道路は駐車する車で埋まっていた。
 競馬場の近くには大きな建物など何もない。綾城と錦原運動公園と田んぼと畑があるだけ。その向こうは山。スタンドから見る景色はなかなかだった。
 子供向けの乗馬コーナーもやっていた。花時計そばの遊具施設では子供たちが遊んでいる。こういう光景は、高知競馬のそれと同じだった。
 来場者は多い年は2万人と聞いたのだけど、今年はどうだったのだろう? 暖かい快晴だったし、場内の混み具合をみるとかなりの来場者数だったと思う。みんなでレースで興奮して、お楽しみ券で一喜一憂して、お弁当広げて――年に一度の競馬を楽しんでいた。一年のうちで限られた開催といい、お楽しみ券といい、お祭り的な雰囲気といい、戦前の競馬がこうだったんだろうなあ…って思った。
 これ書いたら怒る人もいるだろうけど、自分がいつも行くのはクセのある馬券オヤジがゴミを巻き散らかしてる競馬場だったり、のどかなんだけど閑散として活気のない競馬場だったり…。だから、この草競馬との初遭遇はほんと新鮮なものだった。あっちも好きだけどさ(苦笑)
Nov07aya_043.jpg Nov07aya_044.jpg
Nov07aya_052.jpg Nov07aya_053.jpg
Nov07aya_065.jpg Nov07aya_070.jpg

【馬術競技披露】
 綾馬事公苑は乗馬クラブになっている。この馬事公苑で練習している宮崎県立本庄高校の馬術部が、今年の全日本高等学校馬術競技大会で団体優勝を果たした。
 その馬術部の紹介が、お昼休みに行われた。競技披露といっても、障害を飛んだりとかはしなかった。
 さて、お昼休み。130円のおにぎりセットで満足したし、ケチ野郎なので露店で何かを買う気がしない…。暑いので、200円の氷イチゴにしておいた。そうそう、ゴミ入れがまったくなかったから、何か買って荷物が増えるのがイヤだったんだよ…。
Nov07aya_086.jpg Nov07aya_087.jpg

【ポニーレース】
 自分が一番楽しみにしていたのがコレ。ポニーのレースは初めてだ。
 ポニーレースのしばらく前からスタンドの裏手にポニー、そして騎乗するちびっこたちが集まり始めた。ポニーに鞍を着けたり、準備運動させたり、ちびっこジョッキーたちにゼッケンを着けて、記念写真を撮ったり…。とても微笑ましくて、自分も何枚か撮らせてもらった。
 『ピーコ』『一寸法師太郎』『さくら』『さつま乙女』『影Jr.』『チビ』『チュラサン』『イチローくん』『ABCポンタ』…これみんな、出走するポニーの名前。『イチローくん』と『ABCポンタ』は牝馬です('A`)
 最初の第8レース。自分は4コーナーで観ることにした。スタートしてから待てども待てども、なかなかやって来ない。よくよく考えれば、ポニーたちは騎手を乗せて走るためのキチンとした訓練を受けてるわけでもない。しかも、乗ってるのは子供たち。ポニーのスタミナもキツイのかも。「ああ、これは完走するだけでも大変なレースなんだ」「中山大障害より時間かかるかもよ…」と思った。
 そして、やっとこさ先頭のポニーがやって来た。おお! 自分が撮った『さつま乙女』じゃん(・∀・) 女の子も乙女も前をしっかり見据えて駆け抜けて行った。写真を見ると肩ムチを入れてるように見えるけど、そんなこたぁない(苦笑) 目の前を過ぎるときの歓声は、サラのレース以上だった。しかも、笑い声が混じってる。
 それからも、時間を置いてポツポツと駆けていった。蛇行しながらドタドタと過ぎるポニーもいる。人馬一体なんて言うけど、遅れてくるポニーは明らかに荷物に苦しんでるようだった(苦笑) とにかく完走させるために、親や関係者も一緒に走ってる。実況の言葉を借りれば「もう1人の騎手」。もちろん、こっちのほうが大変だ。ちびっこが無表情で馬を追って、もう1人の騎手がお尻をムチで叩いて、ポニーが「ヒヒ~ン!」といななきながらドタドタ駆ける光景は観客の爆笑を誘っていた。
 9レースはゴール前に場所を変えてみた。最後の直線はマッチレースで、ちびっこが前傾姿勢で騎乗していた『スズカ』が、天神乗りの白毛を振り切ってカッコよくゴール。このちびっこ、妙な大物で、表彰式に向かうときスタンドに手を振る『ウィニング・ウォーク』をかまして、スタンドを大いに盛り上げていた。
 最後の11レースは1コーナーそばで。スタートしてから1コーナーに入るまでに、すでにかなりバラけてるのがわかった(苦笑)
 いや~、楽しかったわ( ゚Д゚)y─┛~~プカー
Nov07aya_091.jpg Nov07aya_093.jpg Nov07aya_094.jpg
Nov07aya_097.jpg Nov07aya_105.jpg

【第12レース 綾川賞】
 予選11~15位によるレース。後半のレースで見たいと思っていた『ゴールドプルーフ』が出てきた。年齢が違う気がするし、屈腱炎で引退してホースランドあいら(徳重牧場)で種馬になったはずだけど、馬主が徳重氏で、わざわざあの馬の名前を他の馬に付けるわけがない、本物だ、あの23戦20勝だったゴールドレットの産駒だ…と一人興奮していた。
 ファンファーレは関東GI。現場で初めて聴いたのは、エアグルーヴが勝った天皇賞だったな…。
 レースはゴールドプルーフがハナに立つも、向正面で昨年の綾川賞馬サクラホージュに奪われる。2頭が引っ張るペースで、そのまま3コーナーへ。4コーナーで手が激しく動くゴールドプルーフは苦しい。サクラホージュが勝つかと思われたが、直線に入ってから後ろにいた2頭が差し切ってワンツーだった。サクラホージュは直線で挟まれて怯んだらしい。
 『ゴールドプルーフ』は4着。この馬については、帰宅してから気づいたことがある。それは最後に書く。

1着 1 マルス(Jc:和田将人、Ow:和田将人)
2着 4 スタローキング(Jc:満永久男、Ow:満永久男)
3着 2 サクラホージュ(Jc:吉野新作、Ow:後藤公男)
4着 5 ゴールドプルーフ(Jc:久保田俊勝、Ow:徳重正幸)
5着 3 ハヤブサミカ(Jc:山田寿雄、Ow:谷川一美)
Nov07aya_109.jpg Nov07aya_113.jpg

【第13レース 菊花賞】
 予選6~10位のレース。ここからはマイル戦で、向正面スタート。
 レースは1頭出遅れるもカンパイなし。4頭が固まったまま2周目へ。1頭が脱落して、直線は3頭のデッドヒートだった。

1着 3 タイムオブキング(Jc:久保田俊勝、Ow:久保田俊勝)
2着 2 ミヤコザクラ(Jc:今村賢治、Ow:津曲政春)
3着 1 ヨシノスマイル(Jc:堀脇千尋、Ow:堀脇浩孝)
4着 4 シャンシキ(Jc:吉野新作、Ow:松元茂)
5着 5 シャインアイモード(Jc:石黒常永、Ow:岡元利夫)
Nov07aya_114.jpg Nov07aya_116.jpg

【第14レース 綾ダービー】
 予選1~5位による決勝戦。さすがに日がずいぶん傾いてきて、夕陽のなかでのレースとなった。
 この日初めて、スタンドでレースを観ることにした。レース全体を見ていたのに、なぜかよく覚えてないという(恥) 先行していたミキが直線で後続を突き放しての快勝だった。
 観客が帰り支度を始めるなか表彰式が行われ、そのまま閉会式に。
 お楽しみ券は結局、ひとつも当たらなかった・゚・(ノД`)・゚・ ワインは欲しかった…。

1着 3 ミキ(Jc:吉野新作、Ow:吉野正敏)
2着 4 徳重1号(Jc:末吉清和、Ow:徳重推幸)
3着 1 イシノルーキー(Jc:中野伸吾、Ow:藤田幸蔵)
4着 5 フュージョン(Jc:和田将人、Ow:和田将人)
5着 2 ユキゴゼン(Jc:佃正信、Ow:佃正信)
Nov07aya_118.jpg Nov07aya_120.jpg
Nov07aya_122.jpg Nov07aya_123.jpg

【祭りの後】
 すべてが終わる前から、人が早いスピードで引き始めた。あっという間に、以前来たときのような“静かな馬事公苑”に近づいていく。お祭りは終わった。露店の商品が安売りしてるかと期待したけど、ダメだった…。
Nov07aya_128.jpg Nov07aya_132.jpg Nov07aya_129.jpg

【偽ゴールドプルーフ】
 12レースに出走していた『ゴールドプルーフ』について(真ん中と右の写真)。
 どうしても気になって、ネットで現役時の写真を探してみた。そしてわかった。あの名古屋所属で東海Sなどを勝ったゴールドプルーフではない。つまり偽物で、別の馬ということ。脚の白徴が違う。
 さらに、あることに気づいた。左の写真、これは第6レースの返し馬のものだ。ここに写っている『徳重2号』。チークピーシズとバンデージ、毛色、顔と脚の白徴が一致している。違うのはメンコの有無だけ。つまり、第6レースの『徳重2号』と第12レースの『ゴールドプルーフ』はかなりの確率で同じ馬ということ。いや、ぶっちゃけ、同じ馬と思う。
 これは“替え玉”だ。1頭の馬が名前を変えて、別々のレースに出走していたことになる。場内への説明は何もなかった。
 じゃあ、第1レースの『ゴールドプルーフ』は? 自分が勘違いして確認できなかったので、ハッキリは言えない…。もしかしたら、こちらは本物だったかもしれない。徳重氏がわざわざ別の馬に『ゴールドプルーフ』という名前を付ける理由が思い浮かばない。
 もし本物だったとしたら、たとえば「第1レースに本物出走→時計で後半レースの出走OKに→何かトラブル発生、もしくは2度使いしたくない理由が発生→他の馬を替え玉に」なんてのが思いつく。偽物だったら……上手いシナリオが思いつかん('A`)
 ゴールドプルーフ云々は別にして、替え玉出走は感心できたものでない。お楽しみ券を売っていて12レースは対象レースだったのだから、なんとも気持ち悪い。自分なんか、あのゴールドプルーフと思い込んでたし…(ToT) チキショー!ヽ(`Д´)ノ
 まあ、こういうこともあったわけだけど、草競馬との楽しい遭遇ではあった(^-^; 来年もまた行きたいし、鹿児島の串木野浜競馬にも行ってみようと思う。
Nov07aya_071.jpg Nov07aya_110.jpg Nov07aya_111.jpg

|

« 10/30 神武さま広場 | Main | 11/7綾競馬 添付資料 »

Comments

こんにちは、今日綾でハーフマラソンを走ってきたのですが、そこで草競馬のことを知り、検索してたどり着きました。

圧巻の文章量にやられました。
こんだけ詳細なレポートが有るとは想像していませんでした。

おもしろそうなので行ってきたいと思います(^^)

Posted by: たけろく | Sunday, October 29, 2006 at 05:00 PM

>>たけろく様

綾競馬はお祭りのような競馬です。
内ラチ沿いなら、駆け抜けてゆく人馬を間近に見れます。
ぜひ足を運んで、楽しんでください。
お楽しみ券を買うことをすすめます。

自分は今年は高校サッカーの決勝に行くことになりそうです。

Posted by: てるKUN | Thursday, November 02, 2006 at 05:01 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60301/1952535

Listed below are links to weblogs that reference 11/7綾競馬:

» 綾競馬のこと 地元民より詳しい! [日向夏の綾 児玉果樹園 Blog]
てるKUNのよもやまBLOGさんに詳しい綾競馬のレポートがありました。地元民より詳しいのでびっくりしてます。※文章量は私より圧巻w11/7(日)に宮崎県綾町で行... [Read More]

Tracked on Tuesday, November 30, 2004 at 06:23 AM

« 10/30 神武さま広場 | Main | 11/7綾競馬 添付資料 »