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Wednesday, January 19, 2005

笠松競馬、問題シリーズ(1) 社説では「存続」、検討委員では「廃止」の新聞社

 社説とは個人の意見でなく、あくまでも新聞によるその時々最高と考えた結論である(「実践ジャーナリズム読本」、読売新聞社調査研究本部)――。
 2004年12月27日付けの中日新聞に「再生の手だてを尽くせ」というタイトルの社説が掲載された。まずは、この社説を読んでもらいたい(リンクをクリック♪)。ぶっちゃけ「地方競馬は瀕死の状況だけど使い捨てはダメ、関係者は存続に向けて頑張れ」ということか。存続を支持する内容である。
 批判の対象となっている「使い捨てへの論議」とは、笠松では「笠松競馬経営問題検討委員会」に当たる。同委員会は9月13日に「競馬事業を速やかに廃止すべき」という中間報告をまとめた。ある雑誌に載ったルポの言葉を借りれば、これが「激震」だったらしい。11月30日には同じ「廃止すべき」の最終結論をまとめている(民間参入については「具体案が出た段階で検討すべき」)。
 この検討委員会の委員28人の顔ぶれを見てみよう(敬称略)。
【経営診断専門家】
 加藤博(日本公認会計士協会岐阜県会長)
 丹下忠彰(名古屋税理士会岐阜南支部長)
【法律専門家】
 端元博保(岐阜県文書法務室法務顧問)(弁護士)
【学識経験者】
 大山勝(全国公営競馬主催者協議会専務理事)
 金城俊夫(岐阜大学名誉教授)
 昇秀樹(名城大学都市情報学部教授)
 吉田三郎(岐阜県環境審議会長・県老人クラブ連合会長)
【報道機関】
 金川五郎(岐阜新聞社編集局長)
 高島良樹(中日新聞社取締役・中日スポーツ総局長)
 古谷俊明(中日新聞社岐阜支社長 H16.9.31まで)
 金森昭夫(中日新聞社岐阜支社長 H16.10.1まで)
【経済界】
 大池裕(岐阜県農業協同組合中央会長)
 清水義之(岐阜県商工会議所連合会長 H16.10.31まで)
 小島伸夫(岐阜県商工会議所連合会長 H16.11.1から)
 辻正(岐阜県中小企業団体中央会長)
 山田良造(岐阜県商工会連合会長)
【観光レジャー】
 岩田光治(日本旅行業協会岐阜地区会長)
 桑田宜典(岐阜県観光連盟会長)
【県民代表・県議会】
 戸部一秋(岐阜県議会農林商工委員会委員長)
【県民代表・市議会】
 小林ひろし(岐阜県市議会議長会長)
【県民代表・町村議会】
 田中寿(岐阜県町村議長会長 H16.8.11まで)
 田中和義(岐阜県町村議長会長 H16.8.12から)
【県民代表・女性】
 金子輝子(岐阜県商工会女性部連合会長)
 森内幸(岐阜県商工会議所女性会連合会長)
 森川幸江(BPW岐阜クラブ会長)
【県民代表・青年】
 近藤謙次(岐阜県青年のつどい協議会理事長)
 堀恭敏(日本青年会議所岐阜ブロック協議会長)
【県民代表・高齢者】 
 (吉田三郎)(県老人クラブ連合会長)(学識経験者委員として就任)
 お気づきだろうか? 報道機関の代表として中日新聞社の幹部3人が加わっているのである。しかも、高島氏は廃止の中間報告を出した小委員会(8人)のメンバーでもある(岐阜新聞社の金川氏も)。
 幹部が3人いる検討委員会で「廃止」としながら、社説で「存続」を訴える――これはどういうことなのだろうか? 中日新聞社の代表が、社説で言うところの「使い捨ての議論」をしているのだ。この社説は、他にも首をかしげたくなる部分がいくつかある。

 じつは、1月5日に中日新聞社宛てに、今回書いたようなことをメールで送った。しかし、2週間経っても何の回答もない。じらしプレイなのか、放置プレイなのか、どっちかは知らないが…(相手にされてないだけ?)。僕ちゃん、我慢できなくなりました(ToT)
 「アナタ、どういうことなの? ふざけないで!」とツッコミたい報道機関の記事には気をつけたい(気になるコラムを見かけたし)。

 ところで。
 自分は首をかしげたくなる部分の疑問を1つの文に集約して、中日新聞社へのメールに次のように書いた。

 この社説を書かれた方や、笠松競馬の取材をされている方々は「笠松競馬経営改善計画策定委員会」というのはご存知なのでしょうか。
 「笠松競馬経営改善計画策定委員会」とは何か? それは第2回でギャガ━━Σ(゚д゚lll)━━ン!!! すんごく長くなるかもしれないけど、1週間以内には書きたい。挫折しそうな心にムチ打って…('A`)

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