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Thursday, April 28, 2005

九州トレーニングセールへの期待

 5月9日(月)、宮崎県のJRA育成牧場で、サラブレッド2歳を対象とした「九州トレーニングセール」が行われる。
 北海道や千葉ほどの規模も実績もないセリではあるが、昨年は韓国馬事会(KRA)が世界で初めて購買者として参加したことで注目を集めた。そして、KRAは5頭を購入。日本軽種馬協会(JBBA)が購入した1頭を加えた6頭が韓国に渡った。うち3頭が九州産で、九州産馬が韓国に輸出されるのは初めてだった。

 今年は昨年以上の盛り上がりと成果が期待できる。
 今回はソウル競馬場の馬主会である果川(カチョン)馬主クラブが購買者として参加する。果川馬主クラブの関係者は昨年から日本での視察を行っていた(『JBBAニュース』の記事で紹介されていた)。
 昨年同様、KRAも購買者として参加する。目的は昨年同様、新設される釜山競馬場で走らせる競走馬の調達(競馬場は今年の春にオープン予定と言われていたが、今は今秋オープン予定となっている)。
 上場予定は65頭。これは昨年の16頭を大きく上回るものだ。どういった馬が出るのかまだわからないが、東北や北海道からも参加すると聞いている(昨年はすべて九州の牧場で育成された馬だった)。

 今年は馬を出す側も、馬を買う側も意識が違うと思う。
 昨年、じつはKRAは日本馬に厳しい見方をしながらの参加だった。九州セールで購入した5頭の価格帯は100万~150万(税別)。千葉や北海道で300万の馬を買ったりしていたが、数は少なかった。高い金を出すことはなかった(いったん主取りになって、お台が安くなって再上場される馬を狙ってた気がする)。じつは当初、予算を「輸送代込みで1万ドル」で考えていたとかいう噂も…。
 あれから、JBBAの寄贈馬がソウル競馬場でデビューした。この馬たちが頑張った。連勝する馬もいたし、牝馬の重賞を勝つ馬も出た(ピルスンガンジャが2月20日の世界日報杯を優勝)。実績を残したのだから、彼らの見方は違っているはず。
 しっかり買ってくれそうなお客さんがいるのだから、売り手の期待も昨年以上と見ている。不安は、韓国の馬主がどれだけ高く買ってくれるか…だが。『JBBAニュース』3月号には“外国産馬の導入価格は2万USドル以下に設定された”と書かれている。昨年はJBBAとKRA以外は7個人が参加したのみで、3人が1頭ずつ買っただけだった。今年は上場馬が大幅に増えるのだし、日本人の個人馬主も多数参加して、セリを活発にしてくれることを期待したい。

 セリの様子や関係者の話は報告するのでお楽しみに(と書いて、期待を裏切ることが多いのが、このブログ…)。
 写真は昨年の様子。昨年は右回りだった公開調教を、今年は左回りにしてスタンド前をゴール地点にするようだ。セリもスタンド前で、と聞いている。
 当日がいい天気でありますように…。
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宮崎神宮流鏑馬

 宮崎で一番大きい神社、宮崎神宮。この宮崎神宮で祀られているのが神武天皇(神武天皇の父母も)。その神武天皇崩御の日、4月3日に「宮崎神宮神武天皇祭 古神事 流鏑馬(やぶさめ)」が行われた。
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 宮崎神宮社務所でいただいた資料に、流鏑馬の由緒についてこう書かれている。

 神事流鏑馬は鎌倉武士の装束に身を固めた騎馬武者たちが、馬を疾駆して大弓で的を射る古神事です。新緑の神苑にくり広げられる勇壮華麗な春のこの神事は、さながら一幅の絵を見るように、なつかしい国振りの歴史を再現してくれます。古く、日向の国は(中略)良駿の産地でありました。流鏑馬の発祥はつまびらかではありませんが、神武天皇さま御東遷前の故郷で、古来敬神尚武の気風篤く、古武道精神の精髄ともいうべき流鏑馬が盛大に催されたことは当然でありました。
 自分の間違いでなければ、日本史では流鏑馬は「騎馬に乗って的を射るもので、武士の訓練のひとつ」だったような。たしか、鎌倉時代の武士の営みの項で教わったはず。その流鏑馬がどうやって神事になったかはわからないが、日本各地の神社で行われている。
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 つづいて、宮崎神宮の流鏑馬についての引用。
 神武さまの流鏑馬は昭和15年、紀元2600年を慶祝して復興されましたが、中世の頃には、秋のみのりの豊穣に湧き立つ農民たちが、大勢集って「ヤクサミ」という競べ馬を催す神事に変化しておりました。天保年間に高木正朝という紀伊の国人が著した『日本古義』に(中略)すでに草競馬に変化していたことがうかがわれますが、花の武道精神と土の匂いのする農耕のみまつりがめでたく結びついた、我が国ぶりの神事であるといわなければなりません。
 つまり、昭和15年に流鏑馬が復活した(戦時中のことはわからない)。中世の頃は草競馬として行われていた。新聞記事には、流鏑馬の目的として「五穀豊穣を願って」と書かれていた。
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 流鏑馬の行事について。ここで写真を使って紹介しているのは「流鏑馬本儀」。前日の2日には「流鏑馬行列」が行われる。衣装を着た射手や諸役の行列が大淀川河畔の川原祓斎場に向かって、「川原祓いの儀」を行うもの。この日、自分は大分にいたので、これを見ることはできなかった。
 3日は神武天皇祭。饗膳・神酒を賜う「饗膳の儀」、本宮神前にて振弊を奉る「奉弊の儀」、そして「流鏑馬本儀」と続く。
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 午後2時、流鏑馬が行われる神宮流鏑馬馬場に向かった。場所は宮崎神宮の西にある護国神社の裏にある林の中。訪れた人で賑わっていた。直線馬場に沿って、ズラ~と人波が続いている。若い人から年配の方までいろいろ。子供づれも多いし、外国人もけっこう見かけた。
 目を見張ったのが桜。咲き誇る桜の木々が、これまた直線馬場に沿ってズラ~と並んでいる。まるで、桜の回廊だ。
 直線馬場は長さ220m。藁で覆った柵があって、幅は馬1頭が通れるほど。内側だけダートになっている。的は進行方向左側に3つ。
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 出発点では馬にまたがった射手たちが待機していた。衣装は鎧兜ではなく、狩りを行うようなもの。大人もいれば、子供もいる。馬は軽種馬から重種馬までさまざま。
 馬の引き手など、流鏑馬にたずざわる人たちも昔ながらの装束を着ている。馬場本役が出発点と到着点、的に5人おり、日の丸の付いた扇を掲げて返すと(合図を送ると)、射手が馬を追い始める。
 出発してからは一の矢、二の矢、三の矢を馬上から放って的を狙う。馬場と的の距離は思っていたよりは遠くない。3mほどだろうか。けっこう近い。ただし、馬の上からだから難しい。
 的は樅(もき)の木で作られた正方形。矢が当たると、パーンと木目に沿って砕ける。この当たり的は一年の豊穣と発展を祝う縁起物であり、帰りに大事そうに持っている人たちを見かけた。
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 馬が走り出すと、みな人馬に注目する。矢が的を砕いたときの「わぁぁ!」という盛り上がりは凄かった。できるだけ近くで見ようとして注意される人もチラホラ。かなり近づく子供がいたのは危なかった。
 射手は上手い人もいれば、下手な人もいる。上手い人は速いスピードで馬を走らせ、弓を力強く引いて、的を3つとも豪快に砕けさせる(矢の力によって、的の壊れ方が変わる)。だいたいが遅めのギャロップか、速めのキャンター。子供は遅いキャンター。矢を持って弓を引くだけでも苦労している。そうこうしてるうちに的が近づいてきて、矢を手で投げてしまう子供もいた(笑)
 走る馬の上で上手くバランスを保つのは難しい。幸いなことに、ケガする射手はいなかった。ゴールした後に落馬したおじさんがいたけど、上手く受身を取っていた。
 昨秋の綾競馬もそうだったけど、人がほんといっぱいいて、そしてこの祭りを楽しんでいたのが印象的だった。
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 流鏑馬が一通り終わると「神録授与」。射手などが中央の拝所に集まり、そこで神録(流鏑馬奉納を神が嘉賞される紅絹の布)を射手が宮司から受けて、引き上げるもの。多くの人が見守った。
 帰りは桜をじっくり眺めてから帰った。ほんと綺麗だったな~。
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Wednesday, April 27, 2005

“プレミア焼酎”を高値で売る宮崎の大型小売店

 今日、マックスバリュ宮崎駅東店がオープンした。自分の家に近いのは浮之城店なんだけど、何か安いものがないか探しに行った。店内は平日の夕方にしては大賑わい。自分はバナナやクッキーなどを買った。

 お酒コーナーを通ったとき、自分はビックリした。「中々」「き六」「たちばな」「野うさぎの走り」などがあったからだ。現品を見るのは初めて。それだけ手に入りづらいということだ。いずれも高鍋の黒木本店の酒。「百年の孤独」もあった。鹿児島の芋焼酎「森伊蔵」「魔王」「伊佐美」もある。「これは…」と思って値段を見る。どれもが蔵元の決めた価格の倍以上。2,800円ほどの「百年の孤独」が5倍の14,800円、「森伊蔵」はなんと34,800円だ。「森伊蔵」は蔵元のネット通販(抽選)で3,000~4,000円で買えるので、10倍ということになる。

 焼酎ブームの弊害として叫ばれるのが、“プレミア焼酎”と呼ばれるものが高い値段で取引されること。自分が昨年10月に参加した宮崎焼酎のシンポジウムでも嘆かれていたし、メディアでも取りあげられている(宮崎日日新聞の焼酎特集など)。NHK特集の番組のなかで、鹿児島の万膳酒造の社長が、都内の酒販店で5倍の値段で売られていた「萬膳」を買ったシーンのなんと哀しかったことか…。

 じつは、マックスバリュは浮之城店でも同じことをしていた。「森伊蔵」を覆う和紙にホコリが少し付いていて、「これを買う人はいないんだろうなぁ。見世物になってるんだろうなぁ」と思ったものだ。いつの間にかこういう売り方はやめて、商品も置かなくなってたんだけど…。

 大手ショッピングセンターが美味しいものをできるだけ安く提供する一方で入手しづらい焼酎をバカみたいな高値で売ることは奇妙だし、焼酎文化の育む宮崎県内の小売店が宮崎県産の焼酎に対してこういうことをやらかしてるのを恥ずかしく思う。どうにかしてほしいけど、現状は売る側と買う側のモラルに頼るしかない。

P.S.
 そういや、半年前に宮崎に戻ってから、焼酎を飲む機会がすいぶん減ったなぁ。飲みに行かなくなったからなぁ…。自分の部屋では「百年の孤独」「黒霧島」「貴匠蔵」「かめつぼ仕込み」が眠っている…。

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Wednesday, April 13, 2005

4/7 鹿児島観光

 先週6日と7日、宮崎から1泊2日で鹿児島市に行ってきた。鹿児島に行くのは、かな~り久しぶり。小さい頃はよく連れて行ってもらったんだけど。空いた時間に観光して来たので、画像で簡単に報告を。

【日豊本線、鹿児島中央駅】
 JRの宮崎駅から鹿児島中央駅まで、特急きりしまで約2時間。高速バスのほうが安いけど、速さなら特急だ。
 鹿児島県に入り錦江湾の北側まで来ると、鹿児島のシンボルとも言える「桜島」が見えるようになる。ここで「ああ、鹿児島に来たんだ~」と実感する。
 ここから錦江湾の西にある鹿児島市まで、日豊本線を海沿いに進む。鹿児島に近づいてくると、海とその向こうにある島が見えるようになり、気分はさらに高まる。
 自分が小さい頃は「西鹿児島」だった駅は、九州新幹線の開通とともに「鹿児島中央駅(アミュプラザ鹿児島)」として生まれ変わっていた。観覧車「アミュラン」、シネコン「鹿児島ミッテ10」、フィットネスクラブ、多くのファッションショップや飲食店のあるエンターテイメントスポットだ。観覧車には乗らなかったけど、夜にはイルミネーションが輝いてまるで横浜ランドマークの観覧車のようだった(時計はない)。鹿児島ミッテ10は都内にあるTOHOシネマズのような充実度で、まさに「エンターテイメント・シネマ」だった(開演前にそう言う)。
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【西郷隆盛像、黎明館】
 全国的に有名な西郷隆盛像は繁華街のはずれ、城山の麓にある中央公園の近くにある。大きな道路のそばにあるので車からも見える(修学旅行のときにバスから見た)。
 すぐ近くは鶴丸城跡で、海のほうに向かって歩くと城壁と堀が続く。堀に咲く桜がきれいだった。
 敷地内にあるのが黎明館。鹿児島の歴史や民俗が展示されている。
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【城山】
 黎明館の近くにある薩摩義士碑前から城山展望台への遊歩道に入る。これが辛い…。体力に自信のない人はバスか車で上ったほうがいい。
 城山展望台からは鹿児島市、錦江湾、桜島を一望できる。自分の行った日は天気が悪くて、桜島の頂上は見えなかったけど。
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【観光地周遊バス・カゴシマシティービュー】
 鹿児島市の観光地をまわる周遊バス「カゴシマシティービュー」。9時から17時まで30分おきに運行されていて、鹿児島中央駅、西郷隆盛像前、城山、仙巌園前、フェリー発着場のある桜島桟橋、天文館などをまわる。一日乗車券が600円で、観光施設やフェリーの割引パスポートが付いている。市電と市バスにも乗れるのでとっても便利だ。
 バスはモダンな作り。
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【桜島フェリー】
 鹿児島市と桜島を結ぶ桜島フェリー。運行は24時間で、昼は10分おき。船が着いたら別の船が出発する形で、錦江湾を行き来する。値段は片道150円。大阪地下鉄の初乗りよりも安い。
 フェリーは車が入るデッキ(車の利用が多い)、うどん屋や座席のあるフロア、展望台がある。
 約13分の短い旅ながら、毎度利用してるわけじゃない観光客ならとっても楽しいはず(自分がそうだった)。鹿児島市街が遠くなり、桜島が近づいてくる。景色もなかなか。
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【桜島】
 港に着いてから気づくけど、桜島に入ってからでも山頂(御岳、中岳、南岳)は遠い。徒歩オンリーで桜島に寄っただけなら、港近辺をまわるしかない。
 港のそばには国民宿舎レインボー桜島がある。250円のマグマ温泉があるので、歩き回った後に入るといいかも。
 すぐ近くには桜島ビジターセンター。噴火の歴史や自然について展示されている。入館無料。
 ここから烏島展望台まで、海沿いに溶岩なぎさ遊歩道が続く(約3km)。ただ、烏鳥展望台まで徒歩で往復したら3時間はかかると思う(距離がわからず行ってかなり疲れ、途中であきらめた…)。道の途中にちょっとした展望台があるので、時間と体力に応じて行くといい。あと、港の近くにAコープがある。おにぎり2個105円など、食料と飲料はここで買える。
 ここらへんは大小の溶岩の固まった岩や針葉樹だらけ。岩は黒々として、角があり、妙な形のものも多い。海沿いも岩だらけ(打ち上げられた木やゴミも多い…)。でも、景色はいい。桜もあった。
 人がいないので落ち着ける。
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【天文館、白熊】
 鹿児島市の繁華街・天文館。三越や山形屋などのデパート、アーケード街、多くの飲食店、大人が楽しめる店などなどがあって、平日でもにぎやかだった。
 自分がぜひ行きたかったのが、レストラン「天文館むじゃき」。ここの白熊を食べたかった。
 白熊はミルクシロップとフルーツをふんだんに使ったかき氷で、鹿児島名物のひとつ。カップでも売られてるけど、本場の店のものを味わいたかった。
 食べてみると…とっても感激! ミルクシロップがちゃんと中までに浸透している。底にはマロンなどのフルーツが隠されていた。ボリュームもある。さすがに全部食べるのはちょっと辛かった(苦笑) 662円のレギュラーサイズじゃなく、441円のミニサイズでもいいかもしれない。
 宮崎人の自分は、鹿児島にも蜂楽饅頭(漢字合ってる?)があるのに驚いた。
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【特急きりしま】
 帰りも特急きりしま。最終便は19:41発。往復なら5000円。
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