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Saturday, July 30, 2005

勝てば甲子園!――宮崎県予選決勝レポート

 7月23日(土)、高校野球宮崎県予選の準決勝で宮崎北高が延岡学園に勝った直後、北高時代の悪友で今も腐れ縁のバンに電話した。「明日行くぞ!」となった。かなり気合が入ってた。なんと言っても、あと1つ勝てば母校が甲子園に出場するのだから…。
 予選を現地で見るのは、宮崎学園vs海洋以来2試合目。「北高の試合、一度は行きたいな~」と思ってたけど、まさか決勝になるとは思いもしなかった。
 北高の試合を見るのは、高校生の頃の4校定期戦以来。北高が弱かった頃だ。

【アイビースタジアムへ】
 前日夜に雨が降ってどうかと思ったけど、24日(日)は晴れだった。初戦からずっと完投、しかも準決勝は延長まで投げた北高のエース・小宮のこと考えると、雨で延びてほしかった気もしたけど…。
 11時半ごろ、バンが車で迎えに来た。麦わら帽子、タオル、お茶を準備して出る。前回の観戦、あまりの暑さで「これはいるなぁ…」と思ったものばかり。でも、バンに言われた。「飲み物は2リットルがいいが」。前日に108円でウーロン茶(2リットル)を買っといてよかった。起きてから何も食べてないので、コンビニでパンを1つ買った。
 生目のアイビースタジアムへ向かう。バンが「前の車、助手席に北高の子が乗っちょっが」と言う。よく見てるな、コイツ(苦笑) 大淀川を越えてスタジアムに近づくたびに、自転車で移動してる生徒たちが目立ってきた(北高以外かもしれんけど)。「北高は生徒総動員だろうなぁ~」と思った。
 車で聞いた話。バンは昨年、佐土原vs日南学園の決勝を現地で見ている。佐土原が逆転で甲子園初出場を決めた試合を、佐土原在住のバンは「てっげ感動したが」と言った。バンとしては2年連続の感動、しかも昨年以上の感動を楽しみにしてたんだろうな。

【決戦の地に到着】
 アイビースタジアムのある生目の杜運動公園に到着。駐車場はすでに満杯に近い状態だ。宮交のバス、ウルスラのバスもある。ちょっと早めに来てよかった。駐車場の誘導は高校生がしていた。この大会は高校生たちが大きく支えている。
 荷物をかかえてスタジアムに向かう。自分たちのような人たちがどんどん向かっている。今日の特別な雰囲気に飛び込んだ気持ち。緊張感が少し上がった。
 入場料の500円を払う。モギリももちろん高校生。入口近辺をちょっと歩いてみる。1塁側のゲートに北高の生徒や野球部員たちが集っている。生徒が何かボードに応援メッセージを書いてる。先生らしき人が「北高生徒と関係者の方々はこちらから…」と言ってる。なんだ、自分たちはここから入れんのかよ( ゚д゚) それにしても、人が多いな。
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【球場の中へ】
 場内に入ってビックリ。てっげ入ってる! 試合までまだ1時間もあるのに(13時開始)。ちなみに、ここのスタンドは6000人はいけるらしい。バンが「(1塁側の)北高の近くがいい」と言うので、そうすることにした。
 地元だけに北高の応援は多い。「北極星は…」と書かれた青い幟(のぼり)が立ち、大きな校旗が掲げられている。後ろには横断幕。学ランに鉢巻の応援団もブラスバンドもいる。制服姿の生徒数人が赤いメガホンを配っていて、自分たちも受け取った。生徒たちも続々集っており、これはもうそのまま甲子園に行ってもいいほどのものだった。自分は「甲子園のいい予行演習になるな」なんて思った。
 生徒以外も多い。自分たちのような卒業生、家族なども集まっていた。近くのオバちゃんたちの会話は「もうねぇ、応援に来ましたよ!」といったものだった。自分は名前は思いつかなくても、同期の顔を何人か見かけた。とにかく北高創立以来の一大事だけに、いてもたってもいられず集まったのだろう。スタンドの半分以上は北高を応援する人たちが占めていたと思う。
 対する、聖心ウルスラ学園。生徒たちが陣取ってるけど、遠い延岡から来ているので生徒以外の応援する人たちは少ないように感じた。
 メガホンのカラーはあちら(ウルスラ)は青色、こちら(北高)は赤色。自分とバンは「カープと同じ色やからいい」と言い合った。バンの野郎は「ドラゴンズ戦みたいやが」と言った。それなら戦力で劣るじゃん、こっちが('A`)
 今日はカープ戦のときの応援とは違う。スクワットしなくていい(笑) でも、本気度はこっちが断然上。というか、自分はカープファンじゃないから気楽に見てるし。今日は「勝ってくれ!」だ。
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【練習】
 時間がたつたびに人の数が増えていく。ウロウロしてる報道関係者も多い。テレビはNHKとMRTの2局で中継。小学校から高校まで、野球関係者も目立つ。
 グランド整備はすでに終わって、選手たちがベンチに顔を出している。天気は晴れではあるけど、青空から照りつける快晴ではない。でも、暑くて早くからウーロン茶を飲んでしまう。
 練習が始まった。北高の選手たちが飛び出していく。北高サイドは火が付いたように燃え上がる。終わったら、選手が並んでグランドに向かって一礼、こちらは拍手。
 ウルスラの練習のときは、あちらの練習を冷静にじっと見つめていた。バンと「どうよ?」と話しながら。バンがパンフを持ってたので見せてもらった。ウルスラは県北の選手ばかりだ。バンは「オール日向」と言ってたけど。
 オーダーが発表される。北高は今日も先攻だ。
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【試合開始】
 試合時間が迫って、緊張感などが上昇していく。選手たちはスタンドの前に並んで一礼。大きな拍手を受けた。自分の近くからは「甲子園に行くぞ~!」といった声援が飛ぶ。みんな思ってただろう、「甲子園に行く」と。
 両校の選手が出てきて、膝に手をやって飛び出す体勢になる。そして、サイレンが鳴る。ダーッと駆け出し、審判たちも出てきて、拍手の中で整列して一礼した。
 いよいよ試合開始だ。
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 では、ここからは回ごとに。
 その前に、自分が考えていたことを。北高は準決勝で得点効率の悪さを見せたので、まずはそれが出ないように。ピッチャー小宮は連投なので疲れが気になる。これまで先制ばかりなので、この試合でも早めに先制して小宮を楽にしてほしいな…というのが自分の考え。
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(1回表、宮崎北)宮崎北0-0聖心ウルスラ
 ウルスラの先発はエースナンバー・川野。彼が最初の球を投げると、北高の応援がスタート。2人目が三振。低めが来るし、川野は制球がいい。三者凡退で終了。
 それにしても、北高の応援の凄いこと。最初からフルスロットルだ。
(1回裏、聖心ウ)宮崎北0-0聖心ウルスラ
 北高の先発はエース・小宮。北高は小宮の力で上がってきたと言える。
 2人目の打者で北高のファーストがエラー。低いバウンドを腕だけで捕りに行こうとした。身体で行かなきゃ。固くなってるのか? 1死1塁。ウルスラの応援が俄然盛り上がる、というかあちらの応援も凄い。
 さあ、どうなる? 次のバッターは三振。最後は外野フライ。北高スタンド、みんな安心してドッと盛り上がる(^-^; 応援は今まで見てきたプロの試合よりも凄い。甲子園をかけた予選決勝が特別なのは、この試合で思い知らされることになる。
(2回表、宮崎北)宮崎北0-0聖心ウルスラ
 1人目は外野フライ。でも、当たりは良かった。2人目はレフトヒット! 最初のヒットだ。スタンドがどっと沸く。1死1塁。ここで手堅く送りバント。バン曰く「(バント好きだった)大富さんの伝統やが、きっと」。なぜかうなずく自分。3アウトチェンジ。
(2回裏、聖心ウ)宮崎北0-0聖心ウルスラ
 三者凡退。
(3回表、宮崎北)宮崎北0-0聖心ウルスラ
 小宮の打順のとき「3-8」というボードを見つけた。そうか、3年8組か。自分は7組だった。
 2人目からはバントの構えを見せる。ピッチャー正面、レフトフライで三者凡退。
(3回裏、聖心ウ)宮崎北0-0聖心ウルスラ
 ウルスラは左バッターが多い。先頭打者がレフトヒット! さあ、ノーアウトのランナーが出た。こっちはビビるΣ(||゚Д゚)ヒィィィィ
 送りバントで1死2塁。ウルスラ、得点圏に初めてのランナー。しかし、ショートゴロ、ライトフライで3アウト。ビビッた~(ToT)
(4回表、宮崎北)宮崎北0-0聖心ウルスラ
 ピンチの後にはチャンスが来る――3塁方向のヒット! 自分「まわれ、まわれ!」。ノーアウト2塁! 北高スタンドは大盛り上がり! ただ、自分は冷静に「ここで得点できなきゃ、辛いな…」と思った。問題はここからだ。
 次のバッターはヒッティング。1死3塁。犠牲フライを警戒して、ウルスラ外野が浅めに守る。そう、外野にフライを打てば1点入るのだ。ところが次のバッター、初球打ちでサードゴロ。これで犠打による得点はなくなった。そして、ライトフライ…。
 北高は先制のチャンスを逃した。ピンチを凌いだウルスラスタンドは大盛り上がり。対するコチラは「(´・ω・`)ショボーン」。嫌な予感がその通りになってしまった。取るときに取らなきゃ。
(4回裏、聖心ウ)宮崎北0-0聖心ウルスラ
 ウルスラはこちらより人数が少ないけど、よくまとまって応援している。
 1人目はレフトフライ。2人目はセンター方向のいい当たり!…を、センターがファインプレー!! 抜けてたら長打だった。3人目は三振。ピッチャー、厳しいとこを突く。
(5回表、宮崎北)宮崎北0-0聖心ウルスラ
 1人目は外めを振らされて三振。川野は厳しいとこに投げてくる。2人目はレフトヒット!小宮がバントで送って2死2塁。“大富イズム”のせいか、北高はバントは上手い。
 さあ、3度目の得点圏だ。しかし、セカンドゴロで3アウト。得点効率、ほんと悪いな…('A`)
(5回裏、聖心ウ)宮崎北0-0聖心ウルスラ
 1人目は三振。次は2塁方向のゴロが抜けて、1死1塁。バントで送って2死2塁。ウルスラ2度目のスコアリングポジション。しかし、サードゴロでチェンジ。

 ここでグランド整備。投手戦が続いてる。攻撃陣が得点チャンスを活かしきれてない、とも言える。
 残り4回。両校の投手ともそう簡単に打ち崩せないだろうし、先制したほうが勝利をグッと引き寄せるだろう――というのが自分の考え。
 まあ、それにしても人が多い多い。通路の出口には座りきれない人がたくさんいる。両校とも、誰もが全てをかけて臨んでいる。
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(6回表、宮崎北)宮崎北0-0聖心ウルスラ
 1人目も三振。あっちもいい投手だわ(^-^; サードエラーで1死1塁。高校野球だから、エラーはたいがいある。プロじゃないんだからしょうがない。それを失点につなげないようにするのが大事だと思う。
 2人目は三振。バン曰く「力みすぎやが…」。次はライトヒット! 2アウトながら1、3塁! 絶好のチャンスだ。ここで先制しなきゃ。
 ところが、レフトフライで3アウトチェンジ(-_-; 北高はヒットの連発がない、つまり連打がない。相手のエラーがあっても単発で終わってしまう…。
(6回裏、聖心ウ)宮崎北0-4聖心ウルスラ
 先頭打者、3塁ベースの上を抜けるヒット! ノーアウト2塁。ほんと、チャンスの後にピンチが来るな…。
 次のバッターはバント狙い。ウルスラとしては先制のために堅実に行くか。ところが、3バント失敗で1アウト。ドッと沸く北高スタンド。
 さあ、次のバッター・加藤。大きいファイルが出る。怖いよ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル そして――センター方向を抜けるヒット! 2塁ランナーが戻って、ついに均衡が破れる! 守備はもたついてる。自分「オイオイ…!」。バッターが2塁をまわってる。「もしかして…」。まだボールが返ってこない。3塁をまわる。間に合いそうにない。ランニングホームラン……。初めて見たよ、ランニングホームラン……。2点は厳しい。ヒットが、しかも長打が続いて、守備がもたついてしまった…。
 ウルスラスタンドはお祭りみたいな大騒ぎ。北高スタンドは一瞬シーンとなったけど…ここが踏ん張りどころと応援を始める!
 小宮を見ると、セットポジションをやめていた。これまではランナーがいなくてもセットポジションだった。今は普通の投げ方だ。しかし、ヒット。1死1塁。そして、またも長打。なんと3塁打。3点目。しかも、1死3塁だ(||゚Д゚)
 ウルスラは止まらない。センターヒットで4点目。もう、目の前が真っ暗になりそうだった。バン曰く「打たれちょんの、全部直球やが」。
 とにかく食い止めねば。次のバッターはライトライナー。そして最後は三振! エンドランだったので、キャッチャーが差して4アウトのオマケだった。キャッチャーは肩がいい。彼は中学も自分と一緒だ。
 ついに、均衡が破れてしまった。6回での4点は痛い。しかも、相手の川野はそうも崩れそうにない。チャンスはこちらが多かったのに、ウルスラに長打の連打でやられるとは…。この回の小宮は別人のようだった。疲れがついに来たか…。それに、ウルスラが見事だった。
 長打で守備のもたつきが出たけど、これはしょうがないと考えている。フェンスにぶつかった球の処理に対応しきれてなかった。こういう練習はあまりやってないのでは。北高のグランドは、今も外野には何もないはずだし。バンは言ってた、「プロなら2塁打どまりなんやけど…」。プロは上手いうえに、慣れてるだろうしね。
(7回表、宮崎北)宮崎北4-0聖心ウルスラ
 「もう見てられんわ…」と帰る人を見かけた。でも、そういう人はごくごくわずか。自分の前では、就職活動中らしきスーツ姿の女の子たちがいた。そうだよな~、北高卒業生なら気になるよ。
 スタンドは北高校歌を歌って、応援により力を入れる!
 最初のバッターはバントでアウト。2人目はつまって、スライディングするもアウト。「特攻隊か…」。3人目は見逃し三振。バン「見逃し三振が一番恥ずかしいっちゃが…」。
(7回裏、聖心ウ)宮崎北0-4聖心ウルスラ
 三者凡退。
(8回表、宮崎北)宮崎北0-4聖心ウルスラ
 先頭打者がセンターヒットで出塁。ノーアウト1塁! 次のバッター、ボール球を振ってしまう。(ここから試合に集中してメモが疎かに)この後、北高が打って、そしてなんとウルスラ内野が送球ミスでノーアウト2、3塁!
 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! 大チャンスだ。応援が最高潮になる。ウルスラはマウンドに選手たちが集まる。冷静な自分「ここで最低でも2点は取らなきゃ。残り2回で追いつくためには。点を取れなかったら終わりだ」「ウルスラは4点リードだから、1点ぐらいはの気持ちかなぁ」。
 まずは、詰まった当たりで1死2、3塁。自分「(-_-;」。次はショートフライ、2死2、3塁。自分「(;゚д゚)ポカーン」。最後はフライで3アウト。自分「('A`)」。
 これで点を取れないなんて…。5度の得点圏で誰もホームを踏んでいない。ヒットがつながらない。これを凌いだウルスラは立派。
 ここで自分は敗戦を覚悟した…。
(8回裏、聖心ウ)宮崎北0-4聖心ウルスラ
 2人目がセンターヒット。しかし、キャッチャーが刺して3アウト。いいバッテリーだ。
(9回表、宮崎北)宮崎北0-4聖心ウルスラ
 ウルスラは近藤に投手交代。川野は外野の守備に。
 1人目はセカンドフライ。ウルスラスタンドはストライクだけでも大声援だ。
 2人目。「振りが大きい」と感じたけど、セカンドを抜けるゴロのヒット! 1死1塁。北高スタンドが沸く。まだ終わってないのだ。
 ここで代打。ところが見逃し三振…。あと1人…。
 ラストバッターは小宮。正直、小宮のバッティングはいいとは思えない。でも、小宮が出てきた。自分は「そうだよな、小宮だよな」と思った。
 ウルスラは投手を川野に戻す。バン「最後はエースに決めさせたいっちゃろかね」。
 小宮が打つ。ゴロ…。1塁ベースをウルスラが踏んで終わった。
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【試合直後】
 はじけたように、爆発的にウルスラスタンドが沸く。グランドでは選手たちが集まってきて、喜びを爆発させている。
 1塁ベースに目を向けると、小宮が地面に崩れて泣いていた。自分は冷静に写真を撮った。
 この瞬間、痛感した。甲子園をかけた予選トーナメントは、富士山を上るような戦いだ。負けたら突き落とされる。今日は富士山頂上(ここは宮崎県だけど)での戦いだ。勝てば甲子園出場。でも、負ければ頂上から突き落とされる。それはあまりにも大きい。甲子園の切符をかけた予選決勝の明暗の激しさを、この瞬間に見せつけられた。
 写真を撮った直後、感情が爆発して叫んだ。
 「こみやーーー、よくやったぞーーーーー!」
 「きたこーーーー、よくやったぞーーーーー!」
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【球場がひとつになって…】
 選手たちが集まって、最後の礼がされる。ウルスラの選手たちはホームベースに残って並び、北高の選手たちは背を向けてベンチ前に戻る。北高のスタンドからは大きな、大きな拍手が送られる。そういえば、4点リードされても「甲子園に行くぞ~」といった声援が多かった。
 ウルスラの校歌が流れる。ウルスラスタンドだけでなく、北高スタンドからも、球場全体で手拍子が起こった。
 校歌が終わると、ウルスラナインはスタンド前に駆けて行った。北高ナインもスタンド前に並んで礼をする。拍手が送られるなか、自分は「きたこーー、よくやったぞーーー!」と叫んでいた。
 ウルスラでは監督の胴上げが行われていた。みんなほんとうれしそうだ。準々決勝の日大戦など苦しい試合を乗り越え、ついに頂点に来て、甲子園への切符を掴んだのだから。
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【ウルスラのエール】
 バンといろいろ話をしてると、ウルスラスタンドからエールが聞こえてきた。
 応援団が「フレー、フレー、きーたーこぉーーー!」と叫ぶと、スタンドの生徒たちが「フレ! フレ! きたこう!」と続いた。
 北高スタンドからは大きな拍手が起きた。「ウルスラ、やるじゃん(ノД`)」と思った。

【閉会式】
 内野に両校の選手たちが並び、閉会式が始まった。
 ウルスラに優勝旗、優勝盾、ゴールドメダルが贈られる。北高には準優勝の盾、シルバーメダルが贈られた。
 役員挨拶では北高の試合後の手拍子、両校のエールについて触れていた。たしかに、これは今日の試合で大きく感激したことであった。
 最後は内野のダイヤモンドを行進。
 北高ナインがスタンド前に戻り、ベンチにいる選手たちも一緒にグランドに向かって礼をすると拍手が起こった。スタンドのほうに向かうと、北高の生徒たちから大拍手が。応援に来ていた人たちもスタンディングオベーションを送っている。そして、応援団が北高校歌の熱唱をナインに送っていた。
 ここで自分は、大相撲テレビ観戦のために去った。バンはサンマリンでフレッシュオールスターがある。
 帰るときに思い出した、何も食べてなかったことを。腹が減ってるのをすっかり忘れていた。それほどに熱中していた…。
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 以上。
 試合については、客観的に見れば、ウルスラが勝つだけの理由があった。北高は5回あった得点圏のチャンスをひとつも活かせなかった。対するウルスラは数少ないチャンスを活かした。ピンチは守った。強かった。
 ただ、自分は北高は素晴らしいと思う。準々決勝、そして準決勝を勝ってここまで来た。準決勝は死闘と言える素晴らしいゲームだった。最後は力尽きたけど、自分は彼らのことを誇りたい。
 ウルスラもだし、北高もひとつになっていた。素晴らしい試合を体験させてもらった。その中に当事者としていれたことをうれしく思う。

 試合直後に書いた宮崎北敗れる! 宮崎代表は聖心ウルスラ!も併せて読んでください。

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Comments

はじめまして 今頃になってのコメントおかしいと 思われた事と思います。ウルスラを検索したらパワスポのサイトがあり その中に このブログを見つけました。バワスポも 読ませて頂きました。この決勝戦も スタンドで応援する当時2年生の息子達の、背中を見ながら 私も必死になって 時には ため息をつきながら 跳びはねながら 得点が入った時は 涙を流し 優勝の瞬間は 周りの保護者のみんなと 抱き合いながら 泣きました。読みながら あの時の 感動が よみがえってきました。北高のエールは 本当に 感激して涙したものです。バワスポのウルスラの記事のボロいベンチですが 創部当時の部員の保護者の方が 持ち寄った材料で 作られ、グラウンドも 荒れた土地を、監督.コーチ.部員.保護者総出で グラウンド作りから 始まったそんな 大切なグラウンドなんです。本当に 石田監督は すばらしい方だと 思っています。ウルスラの取材ありがとうございました。また 取材して頂けるように 後輩達に 頑張ってほしいものです。

Posted by: ウルスラの母 | Saturday, April 21, 2007 at 01:26 AM

>>ウルスラの母様

こちらこそ、初めまして。
返信、遅くなって申し訳ありません。

あの試合からもう2年ですね…。また、夏が来ました。
あの時に体験したことは、自分にとって宝物のようなものです。
あの直後にウルスラさんを取材させていただいたことも大きな経験でした。
いろいろ言われている状況ですが、ほんとスポーツは素晴らしいものだと思います。

今はスポーツの記事は、以下のブログで書いております。
http://teruspo.blog48.fc2.com/
このブログもいい使い方しないと (^-^;

Posted by: てるKUN | Sunday, May 13, 2007 at 07:59 PM

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